このたびの平成30年7月豪雨により被災された皆さまへ心からお見舞い申し上げます。
一日でも早く、日常の生活が戻るように願っております。
今回の豪雨災害や先日の大阪北部地震のように災害はいつ何時発生するか分かりません。
家族と離れている時でも全員が無事でいられるように災害時の行動について話し合っておきましょう。
まず、最初に家族で確認してほしいのは、
●自宅は安全な土地であるか
●自然災害に耐えうる建物であるか
ということです。
自治体が作成しているハザードマップ等で揺れやすさ・火災の延焼危険度・液状化・津波・土砂災害・洪水などの危険度を知ることができます。
【香芝市 防水・土砂災害ハザードマップ】
http://www.city.kashiba.lg.jp/kurashi/0000000376.html
また子どもが登下校時や塾、おけいこなどで外にいるとき地震に遭った場合に備えて、どのようなことを考えておけばいいでしょうか。 それは、より安全な場所に身を置くということです。しかし、安全な場所というのは、地震が発生したそのときに瞬時に判断できるものではありません。だからこそ事前に火災・津波・液状化・土砂災害といった二次災害の危険度や、建物の耐震性などからどこに避難したほうが安全かを考えておくのです。
大人が家からかなり離れた外出先で大地震に遭ったら、無理して帰宅を試みず、駅・オフィスや学校・帰宅困難者用に開設される避難施設などの安全な場所で様子を見ます。家族の安否が心配でじっとしていられないという気持ちは分かりますが、災害直後はむやみに動くほどリスクが高まることを忘れてはなりません。ここが安全だと思ったら動かないことが賢明です。無理して歩いて途中で命を落としたら家族に会えなくなることを忘れず、とどまる勇気を持つことです。混乱が収まり、災害や交通機関・道路の情報が入手できて、渋滞や人混みが緩和され安全に帰宅できるまで、ボランティアや事業継続などその場でできる最善を尽くしましょう。
家族の待ち合わせ場所と連絡方法
自宅から避難する必要があった場合の待ち合わせ場所を決めておきましょう。
そして待ち合わせ場所で確実に家族と会えるように、また、待つ側の家族の負担を減らすように、待ち合わせの約束をしておくとよいです。都市部の場合、一つの避難所に人が多く集まることが予測されるので「○○学校に集合」ではなく「○○学校の校庭のジャングルジムの前に集合」と具体的な場所を指定おけば家族を探すことが容易になります。 さらに、「ここに朝の9時と午後の3時に集まろう」とその場所に集合する時間も決めておきます。
つまり、家族が来るまで何時間も何日間もそこで待つことがないように、行き違いを恐れてトイレや食事を我慢することがないよう、待っている人の待ち疲れや不安といった負担を軽減するために詳しく決めることをおススメします。
家族との連絡方法は一つではなくいくつか準備します。携帯電話といった一つの連絡方法に頼るのではなく、つながらなかった場合のバックアップとしてNTTの災害用伝言ダイヤル171、携帯電話の災害用伝言板、Facebook、Twitterなどさまざまなツールでの連絡方法を何通りか考えておきます。
このように防災に備えて、防災グッズを揃えるのはもちろん、災害時にどのような行動をとるのかも重要になってきすよね。
一度家族で防災について話し合ってみてはいかがでしょうか。